首を縦に1000回位振りたくなった
導入、周知、初期学習コストだけじゃん。
導入コストなんて、環境構築手順を確立して、場合によっては自動構築スクリプト化すればさくっと終わる話。
導入ノウハウなんて、みなさんいろんなところで公開してくれているわけだし。
初期学習コストなんて、初めて触る人だけの問題。
それよりも、その後のあらゆるコストの低減のほうが、よほどインパクトが大きい。
元請SIerがTracのような環境を提供できない3つの理由 - なからなLife
人は変化を嫌うもの。
新しいものがいかに作業効率に寄与するか、よりも、それを使う為の学習コストや、
それを運用していくコストのほうにウェイトを置いてしまう。
今までそれで済んできて、それなりに成功を収めたゆえに上のポジションに収まっている人なら、
なおさらのことである。
「所詮手段。何でやってもいいじゃん(否定的な意味で)」
「いまのやり方で十分なこと(と、発言者は勝手に思っていること)を、新しい手段を覚えることに力使うのって違うんじゃない?」
元請SIerがTracのような環境を提供できない3つの理由 - なからなLife
仰るとおりです.
ちょうど今のプロジェクトで,トラブル事例やここ気をつけなさいよ的なTips,あれはあそこにあるよなどの情報を共有するために,PukiWikiを導入しようと試みているのですが,汎用機開発のチームに普及させるのに手間取っています.
彼らは何でもかんでもExcelで仕事したがる世代.
ファイルサーバーに原本があるのにメールに添付して、
原本と添付と別々に更新してあとでマージがたいへんだー、
とか、
最新情報が伝わってこないまま開発進めて、後から「あれ見てないの?仕様変更になったよ?」
とか
いつまでやってんの。ばかなの?死ぬの?(って初めて使ったー。使ってみたかったー。)
元請SIerがTracのような環境を提供できない3つの理由 - なからなLife
とかホントに毎日こんな感じ.
彼らの仕事の道具は以下の3種の神器.
- Excel方眼紙
- Windowsのファイル共有
- しかも世代管理はフォルダで行うので,どれが最新かすぐわからなくなる
- 案件ごとにフォルダ分けをしているので,同じシステムの設計書なのに新旧入り乱れて散在している
- Webメール
そんな彼らに,今ある資産を全てSubversionに移行したり,Redmine導入してプロジェクト管理したほうが良いよ,なんて進言しても
- 覚えるのが大変
- 若くないから覚えられない
- 能率が落ちる
- 今のままでも仕事回ってるんだから良いじゃん
- 所詮ツールでしょ?何使っても目的達成できれば良いじゃん
とか.使う前からこれだもんなぁ.
せめて情報だけでも共有しよう,ということでPukiWikiの導入を進言したのだけれど,
- 書き方わからない
- 覚えられない
- 勉強する暇あったら仕事進めたいよ
- こういうのって若い人しか使えないよ
こういう負のフォースが蔓延しています.あんたら曲りなりにもエンジニアでしょーが・・・orz
とりあえず,自分が所属するチームから始めて,「あれって便利らしいですよー」とか言わせるように草の根活動をしていこうと思っていますが,普及までどれくらいかかるかな・・・.
こういう姿勢を上の人にされたら,若手は状況をよくしていこう!なんて思わなくなるはずだよなぁ.