yukungのブログ

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2008年のまとめ

来年の行動の指針になればと思って,まとめを書いておく.

  • 1〜3月

前の年の12月に参加したWeb+DB PressのTechMeetingに応募したら抽選に当たったので参加.カンファレンス的なものに参加したのはこれが初めてで,SIerの人間がこんなところに居るのは場違いかな?と思いながらも,自分がいつも見ている世界とはまったく違う世界を覗いた気がして,いろいろとカルチャーショックを受けた.はぶさんのプレゼンに圧倒されたのもこのとき.伊藤直也さんも初めて生で拝見して,エンジニアとしてのオーラをすごく感じて,話を聞いているだけで自社のどんな先輩よりも言っていることにいちいち納得していた.僕が生きていきたい世界は本当はこんなところなんだろうなぁと思い始めた.
それから,デブサミ,LL Futureとイベントに参加して,そんな思いは確信に変わっていった.
仕事面では,初めて案件のリーダーとして顧客との折衝や要件定義などに参加し,自分が主体となって案件をこなす立場となった.
3月末に,特にトラブルもなく無事納品でき,やり遂げた思いも味わった.

  • 4〜6月

カンファレンスなどに参加して,自分は圧倒的にスキルが足りないと感じた.汎用機主体のプロジェクトに参画した経験しかないから,会社に入ってから今まで技術的な面で誰かがすごい,とかあの人みたいになりたい,といったことは一度もなくて,新人なのにベテランの人から「あれってどういうことなの?」とか「これ知ってる?」とか聞かれることが多かったから,自分はなんでも知ってるなんておこがましい思いはなかったけど,少なくとも周りの人間よりかは技術的な面で劣等感を感じることはなかった.
けれどカンファレンスに参加してからは自分なんかよりすごい人がたくさん居て,自分のスキルを日々磨いて,LTして,っていうことを当たり前にやってるということを目のあたりにして,僕は本当にちっぽけな存在だと感じるようになった.まだまだやらなきゃいけないことがたくさんある.そう考えるとパッと目の前が開けた気がした.
はてな始めたりtwitter始めたりなんかもこの辺りから.

  • 7月〜9月

仕事面で新たな案件抱えて,結構テンパってた時期.それなりに充実しつつも,このままでは自分が目指す方向とは少しずつずれていっていると感じ始める.
エンジニアの未来サミットにも参加して,自分の生きていきたい道と今所属しているSI業界との在り方の乖離に幻滅しはじめる.内部から変えていくのが一番もっともな方法だけれども,自分が一番エンジニアとして伸び盛りの時期に,政治的な調整事に時間を費やすコストとリスクを考えた場合,それよりも環境を変えたほうが自分の成長のためにはbetterな方法ではないのかと思うようになってきた.

  • 10月〜12月

案件を複数抱えることになり,並行に進めていくことで個々の事象が細かく見きれなくなってきたことへのジレンマを感じるようになってきた.自分のキャパシティオーバーと言ってしまえばそれまでなんだけど.
あと,プロジェクト管理や調整事が増えてきて,コードを書くよりもそっちがメインになってきてしまっている.それはそれで必要なことなのかもしれないけど,技術的にまだまだ未熟なのにそういったことがメインになってしまうと,エンジニアとして中途半端なまま年数を重ねてしまうのではという焦燥感ばかりが募ってばかり.
自宅で技術的な勉強は続けているものの,まとまった時間が取れるわけではないのでジリ貧な気がしている.←今ココ

来年は一歩踏み出す年にしたいと思います.環境もそうだし,もちょっと積極的に勉強会やカンファレンスに参加して,できれば数回発表ができればなと思っています.
あとは,いくつか実際にモノを作って公開なんかもしたいなと考えています.いくつかネタも寝かせてあるので.
さて,来年の終わりにこれを見直したとき,どうなっていることやら.