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yukungのブログ

yukungの技術ブログ兼駄文置き場 

ワークライフバランスという言葉

これを読んでいて、なんかモヤッとしたので。

r-kurain.hatenablog.com

言っていることは正しいし、仕事をどんどん自動化すべきなのは自分も同意するんだけど、文章から読み取れるメンタリティとして、自分の過去の経験から琴線に触れる部分があったので書きます。*1

以下は、以前に pplog にポエムとして投下した文の丸写しです。特にオチはないし、長いので興味ない方も pplog 読んでくれた方もスルーしてください。

ワークライフバランスという言葉

いや、直近のアジャイルラジオ

www.agileradio.info

を聞いてて出てきた話なんだけど。

ワークライフバランス」って、仕事と家庭を半分半分とか、仕事も家庭も両立する、とかって意味で捉えられることが多いんだけど、本当はそうじゃなくって、仕事を上手くやるために家庭をどう工夫するか、家庭を上手くやるために仕事をどう工夫するか、っていうバランスの話なんだよ、完全に分けるとか、完璧に両立するって意味じゃないんだよ、って言ってて、ものすごく共感したというか。やっぱりそうだよねっていう。

というのも、自分が転職したての頃に、新卒の時に教育担当だったとある先輩の女性と話す機会があって、その時に転職先での仕事ぶりの話を質問されたことがあった。今でもその時のことは印象に残ってて、たまに思い出すんだけど、どうして印象に残っているかというと、その時の会話で「ワークライフバランス」という言葉が出てきて、その言葉の意味に当時の自分としてはものすごく違和感を感じたからなんだよね。で、「あ、この人ととおれ価値観違うなぁ」という感想を持ったので、今でも「ワークライフバランス」という言葉を聞くと、その時の会話を思い出す。

その時の会話は思い出す限りこんな感じ。話盛ってないし大体ディテールも合ってると思う(じゃないと覚えてない)。ちなみに、その先輩も会話をした当時はすでに転職していて、元の会社には二人ともいないという状況。

以下、自分語り

先輩「yukung、転職してどう?楽しい?忙しい?」

yukung「そうですねー。楽しいですよー。忙しさは、前は他人の面倒を見終わってから自分の仕事をやるから常に忙しい、って感じでしたけど、今は別の意味で忙しい感じですねぇー。ただまぁ、充実感はありますねぇ。」

先輩「別の意味って?」

yukung「前はインフラとか別の会社が見てたから、自分たちとは全く関係なくて、夜中に監視通知とか来なかったじゃないですか。案件だけ終わらせれば終わり、って感じで。今はアプリだけじゃなくてインフラも見てるから、夜中だろうが休日だろうが障害対応はしなきゃいけないから、その辺りは大変ですねぇ。まぁそういうのを起こさないように解決するのも力の見せ所っていうか、エンジニアとしては燃えるところですよね」

先輩「ふーん。なんかめっちゃブラックだね。役割分担できてないってことじゃないの?私だったら仕事とプライベートはちゃんと分けたいなぁ。職場出たら仕事のことなんて考えたくないし、休日とかパソコン触りたくないし、夜間対応とかしたくなかったから普通の仕事に転職したし」

yukung「先輩は仕事終わったら速攻新宿まで飲みに行ってましたもんねw」(当時の職場はSES契約ということもあって小田原近辺だった)

先輩「そうよー、だってせっかく社会人になったのに、東京から離れて人生の大半過ごすとか、20代無駄にしてる感半端ないし、職場おっさんしか居ないしつまんなかったもん。やっぱりワークライフバランスしっかり考えなきゃ。仕事ばっかりしてるとそれしか出来ない人になっちゃうよ。yukungもちゃんとワークライフバランス考えた方がいいよ」

yukung「そうですねぇ…(モヤモヤ)」

この時、先輩だったということもあるし、その時感じた違和感をちゃんと言葉にもできなかったので口ごもってしまったけど、「ワークライフバランス」という言葉にすごく引っかかって、そういう意味だったかなぁ…?と感じたことを今でも覚えてる。いやまぁ、そういう考えもあるよね、それがいいならそれでイイんじゃない?ってだけなんですけどね。

個人的に、自分がこの職業を選んだ大きな理由として、人生の大半の時間を仕事にどうせ費やすのなら、好きなことを仕事にした方がトータルで見て幸せになる可能性高いよね、って思いがあって。しかも勉強すればするほど、仕事でも役に立っちゃう仕事でもあることを理解していたので、人間関係とか調整ごととかでツラいなぁと思ったことはあれど、純粋に実作業の部分でツラいなぁと思ったことは一度もなかった。

もちろん自分だって休日対応や夜間対応はやりたくないし、そうならないように一生懸命考える。で、結果浮いた時間は技術書読んだりイケてるライブラリ触ったり作ったりに費やしたい、って感じだった。だけど、そういうことを話しても理解されないだろうなぁって思ったし、だからこそ先輩との価値観にギャップがありすぎて言葉が出なかったんだろう。

まぁオチもなくただそれを思い出した、って話です。

ちなみに、前の会社の別の先輩にも仕事大変かって聞かれて、休日夜間対応もあるけれど、技術的にもいろんなことできるし、充実しているよ、っていう話をしたら、「社畜だな」って言われたことがあった。でもその先輩は朝6時くらいから来て夜は12時近くまで居ることも厭わない先輩だったし、休日も来て仕事やってからゴルフに行くような人だった。残業代を付けないようにしていたのも知ってた。その先輩はプロジェクトリーダーだったし、少しでも利益出すためにってことだったんだろうけど、やっぱりなんかモヤっとしたのを覚えてる。

前の会社の人、総じて会うとまず「仕事忙しいか?大変か?」って聞かれるんだけど、そんなにこの業界大変だと思われてるのかなぁ。自分から見ると逆にしか見えないし、実際トータルの仕事してる時間は転職して確実に減ったんだけど。

ポエムだから別にいいんだけど、それもなんか気持ち悪いから、無理やりオチをつけておく。

この辺りの話を思い出すと、いつも思うのがアジャイルサムライに書いてある「みんなを同じバスに乗せる」って言葉。あぁ、同じバスに乗ってないと、普段のすごく細かいやりとりの中で価値観の違いでどんどんSAN値削られていくんだという。

で、この辺の話を突き詰めていくと、「自分たちが一緒に働きたいと思えない人は雇わない」に行き着いちゃう。Rebuild.fm で GitHub の中の人も「変な人雇っちゃって全体的に大変なことになっちゃった、だから採用は時間をかけてみんなが納得するまでやる」って言ってたし、「新卒一括採用」して価値観とか関係なしに人いっぱい突っ込んでなんぼ、っていう SIer のビジネスモデルは、どうしてもエンジニアが幸せになれるとは思えないなぁ。それでも、「お客さんの役に立つ」って部分に惹かれて続けてる人もたくさん居ることも事実。同じ価値観だけの人が集まった組織もそれはそれでどうなんだ、って話もあるし、難しいですねぇ。

やっぱりオチはつかず。お粗末さまでした。長い。

引用ここまで

結局、これを書いてまで何が言いたかったかというと、

  • プライベートを「犠牲」にはしてないよー!でも勉強してるよー!
  • 奥さんともいつも会話して価値観合わせてるし、勉強会行ったり本読んでても理解してくれてるよー!
  • 子供が生まれたらまた少し変わるかもねー!
  • でも「犠牲」にしてまで勉強はしないよー!そう思うくらいなら止めるよー!
  • 時間の使い方工夫するしかないよねー!

ということでした。ちゃんちゃん。

*1:ワークライフバランス」という言葉についカッときたので