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サイバーエージェントを退職しました

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本日が退職日でした。今月はゆるゆると有給消化しながら、昨日まで毎日のように飲みに連れていってもらいました。みんなと飲みながら昔話に花を咲かせていると、色んな思い出が思い起こされて、毎度帰りのタクシーの中で、本当にたくさんの人に支えられながらやってきたんだなぁと。

思い返すと、2011/05/01 に入社したので、かれこれ 5 年半在籍したことになります。震災の混乱がまだ覚めやらぬ中、入社したことを覚えています。サイバーエージェントでの 5 年間のほとんどを、プラットフォーム事業に関わらせてもらいました。決してスムーズとは言えなかったプラットフォームの立ち上げから、怒涛のリリース、さらに激増するトラフィックに頭を悩ませながらも急成長していた拡大期、如何に安定化させるかに苦心し、本当に作るべきものは何なのかを模索しながら、時にはぶつかりながら進んでいった成熟期、そしてプラットフォームの外で新たな事業の芽がいくつも生まれつつある中で、その存在意義に悩みながらも大量のシステムコンポーネントを一気呵成にデータセンター移設をやりきり、時間の経過とともに積み上がった技術的負債を少しずつ返していった収束期。

こうした大規模なビジネスの生い立ちから、ある程度の収束までを見届けることができたことは、1人の技術者としてもビジネスマンとしても、とても貴重で大きな経験でした。

前職の BtoB の金融業界から、より真正面から技術に取り組みたくて飛び込んできたこの会社で、真正面から技術に取り組める環境を与えてくれた会社と皆さんに、本当に感謝しています。本当に自由で、カオスで、何でもやらせてもらえる会社でした。サイバーエージェントにいる人なら聞いたことがあるであろう“自由と責任”。人によって捉え方は様々でしょうが、私にとっては何もかもが成長に繋がっていたと思っています。

退職の挨拶として送ったメールにも書いたんですが、私はこの会社で、やっと本当の意味で“技術者”になれたなぁと本当に思っています。それは機会を与えてくれた会社もさることながら、何よりも、多くの優秀なメンバーに恵まれて一緒に働くことができたことが、私の人生にとっての大きな財産になりました。これまでに退職していった人が、また戻ってきたい会社と言っていた意味が今なら自分も分かります。みんなには感謝してもしきれません。

これからまた新しい環境でチャレンジしたくなりました。こう思うようになったのは、サイバーエージェントで経験した様々なことが積み重なって自信になったことが一つの要因ではあります。みんなから寂しいと言ってもらえたことは、自分なりにやってきたことの評価の現れだと思っていますし、それでも快く送り出してくれて、本当に感謝しています。また、一緒に飲みに行ってください。

本当にありがとうございました。